■墓地を決める |
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お墓は一生一度の大きな買い物ですから、慎重に選びましょう。
□ 宗旨・宗派の条件が自分にあっているか? 宗旨・宗派の条件は霊園・墓地によってさまざまです。自分の属する宗旨・宗派は何か、今後どうしたいのかなどを考えて決めておきましょう。(宗旨宗派を問わない霊園もあります) □ 立地は? お参りに行きやすい場所が一番です。すぐ近くに求めることができなくても、交通の便がよく1時間以内で行ける場所であれば、理想的です。お墓までどんなルートで行けるのか、交通機関もよく調べましょう。 □ 価格は? 墓所を決めるには、永代使用料、管理費、墓石代が必要です。その他に開眼供養のお布施などの諸経費もかかります。費用がどういう内訳でどれ位かかるのか、あらかじめ石材店に聞いておきましょう。 □ 環境は? 墓地の環境としては、日当たりや風通し、水はけのよい所がよいでしょう。また、山間部を造成して墓地にしている所では、大雨などのときの地盤についても調べておけば安心です。 □ 設備は? 管理事務所や駐車場、休憩所、法要設備など、諸設備の有無や規模はとても重要です。また、お年寄りや車椅子の方でも無理なくお参りができるように配慮した霊園も増えています。 □ 管理は? 墓地では、管理者が定期的な掃除や見回りにあたりますが、管理事務所がなく管理人もいない墓地では掃除や備品の管理が行き届かない場合もあります。管理体制についてもあらかじめ調べておきましょう。 |
■墓石を決める | |
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1)和型墓石 | 江戸時代から広く使われている伝統的な墓石です。現在も日本の墓地の多くはこの和型です。一番上に家名などを掘る竿石、次いで上台石、中台石、そして一番下に芝石(下台石)といわれる敷石を置いた四段構造(和型四段構造)、あるいは敷石を置かない三段構造(和型三段構造)が基本構造です。 |
2)洋型墓石 | 見た目がモダンで、お墓としての格調も高いので、最近増えています。ガーディニング霊園や西洋風霊園の出現によって登場した墓石とも言えます。洋型墓石には家名ではなく、「愛」とか「心」といった自分の好きな文字を彫ったり、レリーフをほどこす人たちもいます。それがよく似合うのが洋型墓石の特長です。 |
3)デザイン墓石 | 自由な発想で、個性を前面に出したモニュメントのような墓石です。故人の好みや趣味を形にしたり、自然観や宇宙観を形にしたものなどもあります。ニューデザインの墓石が登場した背景には人生の「総仕上げ」としてのお墓も自分らしくありたい、という強い思いがあるようです。 |
■石の種類を決める | |
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お墓は何代も受け継がれていくものなので、硬度が高く、風化しにくい石を選ぶことが大切です。 風化作用に強く、磨くと光沢が出る素材として知られているのは、花崗岩、安山岩、閃緑岩(センリョクガン)などです。 よく御影石(ミカゲイシ)という名前を耳にしますが、御影石とは花崗岩の総称です。 御影石は墓石として最も人気があり、国内産地としては茨城県「稲田みかげ」、山梨県「甲州みかげ」、愛知県「三州みかげ」、香川県「庵治石」、山口県「徳山みかげ」が有名です。 現在では多くを外国から輸入しています。 最近の傾向としては、関西では青っぽいもの、関東では白系、グレー系や黒系統の色が好まれています。 |
■刻む文字を決める | |
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墓石に刻む文字は、お寺や霊園によってある程度の決まり事のある場合と、全く自由な場合とがありますので、あらかじめ確認してください。 最も一般的なのは、家名を刻むお墓です。「○○家之墓」「○○家先祖代々之墓」などが多いようです。最近は、『先祖代々』の文字を省き、和型墓石には「○○家之墓」、洋型墓石には、「○○家」という表示が多いようです。 その他に、「南無阿弥陀仏」やこの世で生きた記念となる言葉、詩や俳句、辞世の句などの文字を入れる人もいます。 書体は、楷書・行書・草書・隷書・ゴシックなどがあり、好きなものを選ぶことができます。また、自筆の文字も刻めます。 |